Ver.1 (2014.12~2015.04)
ECU:Haltech F4
燃料ポンプ:カワサキ用 (多分Z750GP)
スロットルボディ:DUCATI 900SS
FCRのシングルキャブを数年弄って,大体セッティングが煮詰まった状態になったあと,次に何やろうかと思った時に「FIにしたら何がどう変わるんだろう?」と思ったのがスタート。
とりあえずFIにしたいと思ったものの,右も左も分からない状態だったので,とあるバイク屋さんに依頼。バイク屋さんが手持ちで持っていたECUとハードでFI化。
燃料系のみ電子制御,点火系はノーマルのイグナイター。
燃料噴射トリガーには点火信号を使用,行程判別無し。
燃料供給系は吸入負圧で燃圧を調整するプレッシャーレギュレーター付きのリターンタイプ。
スロットルボディはドゥカティのものを半分にしたって言ってたような。
制御は当初Dジェトロ,負圧変動が大き過ぎて安定しないので2月からはα-Nに変更。
ちゃんとした完成形の写真が無いけれど,ほぼこの写真のまま。
のたくっているホース類はタンク下に押し込む感じ。
燃料タンクとレギュレーターからのリターン(一応高圧配管)が繋がるため,整備性は悪い。
ヒューズブロック&リレー,各種センサーが4輪用でかなり大きく,大混雑状態。
Ver.2 (2015.05~2015.12)
ECU:Haltech F4
燃料ポンプ:VT750
スロットルボディ:CRF250R
4か月ほどとりあえずFI化された状態で触ってみて,なんとなくどこがどうなっているかは把握できたので,これ以降は一部パーツの作成等を除いて自宅での青空ガレージ。
整備性の悪さや収まりの悪さも何とかしたいと思っていたので,ハード関係の入れ替えに着手。
性能と整備性の向上を目的にインジェクター,スロットルボディ,燃料ポンプを現行車のものに変更。
これはVer.2の初期状態。
ヒューズブロックは低背ミニヒューズ使用のヒューズボックスを自作,リレーはマイクロISOタイプに変更してシート下へ移設。
コレクタータンクタイプの燃料ポンプにしたため,配管はリターンレス化。
燃料タンクから出るのは低圧配管になったため,CPCのクイックコネクター使用で整備性向上。
高圧ホースは上の初期仕様では径が細く取り回しが容易だったので小排気量車用の樹脂ホースを使ったものの,燃圧が安定しなくなるのか流量が足りないのか,とにかくセッティングが出なかったため,ゴムホースへ変更。
この写真ではPMCで扱いのあったフィルターを付けているけれど,このフィルターが割とすぐにバラバラになってしまったので,その後は今も使っているタケガワのフィルターに変更。
MAPセンサーはHaltechにセンサー校正の項目が無く,スロボ備え付けのものは未使用。
どのみちF4ではα-N制御にすると大気圧補正でしかMAPセンサーを使わないので,大気開放で適当に元のセンサーを繋いである。
Ver.2ではシート下にノーマルのイグナイターに加え,追加したリレーとかヒューズとか,当時付けていた1次線昇圧回路(水色のタッパーの中)とかでシート下は大混雑。
書き換え用の配線もコネクターがRS232Cだったのでかなりギチギチ。
F4はO2フィードバックができないECUだったので結局付けなかったけれど,今考えるとこの状態じゃO2センサーのアンプなんて置けなかった。
Ver.2まではカムセンサーが無いと行程判別ができないECUだったため,毎回転燃料を吹いている制御。
減速時フューエルカットは機能としてはあったものの,復帰時の調整ができなかったので復帰時に失火することが多々あり未使用。
このため,セッティングが出たキャブに対して燃費は同等ぐらい。
ハーネスも4輪用の汎用ハーネスの改修品だったため,配線がやたら太く,ハーネスの長さに合わせて取り回しを決めている状態だった。
はじめまして。時々は違憲させていただいているSRX乗りです。
返信削除インジェクション化楽しそうですね。自分のはFCRですけど
データロガー付けてセッティングしたいのですが、スロットル開度や回転数の取り込みの段階で躊躇してA/F計のデータだけ見てごそごそやってます。
>福9さん
削除こんな場末のブログへようこそ。
インジェクションもデータロガーも,私には得られるものが大きい楽しいおもちゃですが,なかなか人にはお勧めできませんね~。
数値で定量的に良い悪いが分かるのは,延々終わらないセッティング沼にはまるようなものなので,それが苦痛に感じる人も多そうです。
FCRならTPS付きボディから部品を持ってくれば,スロットル開度は比較的簡単に取れると思いますので,底なし沼にどっぷりつかるのが楽しめるようであれば,ぜひ挑戦してみてください。
ありがとうございます。興味深く拝見してます。
削除TPSはポテンショメーターなのでしょうけど5V電源を何かで作ったり、タコメータの信号をfV変換したりして秋月の安価なデータロガーに入力したらいいんだろうな~とは思うんですが腰が重いです。(苦笑)
センサー用の5V電源はオーディオQさんでDC-DC降圧コンバーターが1000円しないぐらいで売っていますよ。
削除タコパルスを電圧変換して秋月ロガーに入れる手間や防水・耐振性を考えると,多少値は張りますがロガー本体はモータースポーツ用ロガーの方が良いかもしれません。
Droggerというロガーが比較的安価にパルス入力で回転数も計測できるようです。
データロガーを付けることが目的ではなく,取ったデータで何かをすることが目的だと思いますので,導入の手間は減らせるだけ減らした方が後が楽しめるかもしれませんね~。
おいしいごはんをを炊くのに良い米を作る土づくりからやる必要はないと思うんですね。
私が言っても説得力無いかもしれませんが(笑)
コメントありがとうございます。
削除5vはdc-dcコンバータが安いんですね。
Droggerってサイトは検索して過去にチェックしてます。
もう一度出来ることを調べてみます。
確かにデータの利用が主目的なんですが
全般が遊びですので、金額が出来るだけ安くなるなら
それでいいかもです。今のエンジンも自分でポート加工したりWPC加工に出したり、組み立てしてますから、手間そのものは問題ないですが
問題があるとすれば失敗したときのリカバーですかね~
A/F計付けたのも50ccとか80ccみたいには
体感や勘でのセットアップは無理だなと思ったからです。
昔AE86の4AGエンジンをハイカムハイコンプ仕様にしてECUをトラ技から申し込んで初代のFERRDOM ECUを非常に安価で買ってセットアップしてましたが、学習機能があり
フィードバックかかればインジェクションも良いなと思いますがどFCRじゃあ無理ですもんね。
紙ヒコーキさんのサイトとかも見てますが
いろいろ追加検討してみます。
データロガーは単純な金額以外に機能も含めてご検討された方がいいと思いますよ。
削除2Dのロガーも金額自体は安いものでは無いですが,付属のソフト含めて機能を考えるとむしろ安いとも思いますし。買うときは「ここまで要らないかなぁ」と思っていた機能も結局使っているので…。
個人的には手間はタダとはあまり思っていなくて,手間かけて金額以外に自分で得られるものが大きくない部分にはあまり手間をかけないことにしています。そうでないと本当にやりたいことをやる時間が減っていってしまうので…。
体感や勘を一度数値化するのは非常に大事と思います。
フィードバックは最初にざっくりマップ引くのに使いましたが,今は切ってます。
燃料を増やすのは無理でも,エアジェットを電子制御して空気量を調整すればFCRでもA/Fフィードバックはできるのかなぁとは思いますよ。
紙ヒコーキさんはお値段安いですし,補正でできることが少ない分悩むことも少ないので手っ取り早く電制化するには悪く無いと思いますよ~。
私の場合「現代車並みの電子制御の勉強」が目的だったので候補から外しましたが,中身が複雑になると悩みも増えますので…(その分長く楽しめますが)
こんばんは。
返信削除大変参考になりました。
いろいろ研究なさってて感心します。
トム蔵さんも技術やさんだと思いますが
確かに時間は無料ではありませんね。
楽しく感じて、更に成果が出れば仕事ではないですが
達成感があって万々歳ですね。
点火時期も考えると紙ヒコーキさんのキットは魅力的で
インジェクションにしなくてもいいな~とは思うんですが
先立つものの不自由さがありまして....
独身時代だったら即購入したと思います。