2017年5月14日日曜日

重箱の隅をつつく

今回使ったKTMのグリップAPS(アクセルポジションセンサー)
刻印見るとメーカーは朝日電装。


メーカーページに説明があったので以一部抜粋。
また、懸念されていたメカニカルワイヤーがなくなることの違和感についても、さまざまな研究により、メカニカルワイヤーと遜色ない操作トルクを持たせることに成功しました。
だそうで。


確かに通常のメカニカルワイヤー式に比べて多少の差異は感じるものの,違和感というほどではない。
感覚的にはワイヤー式と油圧式のクラッチレバーの操作感の違いを100倍に薄めた感じ。すごく気にして乗っていればなんとなく気付くし,気にしなければ気にならないレベル。

でも本当に神経集中すると,動き初めに少しジャリジャリした感じがあることに気が付いた。

センサーの中身はこんな感じで,スロットルスリーブの抜け止めのツバとか開度決めのツメとかが金属のスイッチボックスと樹脂のスリーブで直接こすれる。
樹脂のスリーブはテフロンなんかではなく,多分グラスファイバー強化のPP。
良く見ると金属側の塗装がはがれていたりするので,多分ここが原因かなぁと。

ってことで大分前に東急ハンズで「そのうち何かに使えそう」と思って買ってきたこれを使って見ることにした。

厚さ僅か0.09㎜。これならスロットルスリーブとハンドルパイプの間にもいける。
しかも片面が接着面になっていてシールみたいに貼り付けられてとても便利。

スリ-ブの接触部分とハンドルパイプに貼り付けてみる。
とりあえずすごく操作が軽くはなった。軽くはなったが…なんか操作感が胡散臭い。

そこはかとなくこれを思い出す操作感…。
もしかしてやり過ぎた…?
まさかとは思うけれど「様々な研究で違和感を解決した方法」が適当にスリーブとスイッチボックス干渉させてフリクション持たせるってことだったのか?

とはいえせっかく作業したので一応試乗。
うん,停止状態だとやり過ぎ感があるけれど,車両動くと良く分からん。
とりあえず開けたり閉めたりが軽くはなっているのは分かる。でも今までよりそんなにいいかというと,今までも別に悪くなかったんだなぁと。
操作系のフリクションがかなり少ない(ほぼゼロ?)ので,工事後で路面が荒れてるような部分で少しスロットルが動きやすい(一定を維持するのが難しい)かも?

とりあえず乗ってる状態では気にならないからこのままにしておこう。

今回分かったこと。
・停止状態での操作感は敏感。車両動いていると結構いい加減になる。
・操作系のフリクションは適度な操作感にはあった方がいい。
 全くないと操作感が胡散臭くなる。


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