2016年1月25日月曜日

SRX-600 FI Ver.3 導入段取り-6-

今回はECUの置き場確保の改修。
Ver.2までのECUに比べれば今回のECUははるかに小さいから,
今Haltechをおいているのと同じ場所に置けば余裕はあるものの,
後々の作業性やら機能追加のしやすさ,水・埃の観点から今回はシート下に移設します。



まずはリアインナーフェンダーを外してドーンと大穴を開ける。
ノコギリ使って大胆かつ適当に。

もう後戻りできん状況。

適当に開けた穴に貼り付けるPP板を適当に合わせて天井板を切り出し。
今回は強度的なことをそこはかとなく考慮したフリをして2mm厚を選択。

本当は黒いPP板があれば仕上げが楽だけれど,厚みのあるPP板って乳白色ばかりなので妥協。
まぁ性能やら作業性に大した差は無いし,どうせフェンダー自体が汚いので今回は後で塗装することに。

で,まずは天井板を4箇所ぐらい接合して位置決め。
PP(ポリプロピレン)は基本的に接着は出来ない材料。
最近は「PP接着可」って接着剤もあるけれど,大体ゴムっぽくて固まっても固まりきらないタイプ。
これだけ大穴開けるとガッチリくっ付いていないとフェンダーの剛性が落ちるのが不安が心配。
そこで使うのがコレ。

ハンダゴテというには巨大すぎる何か(出力80W)。
多分分類上はハンダゴテ。でもパワー有りすぎ・サイズが大きすぎで,
バイク関係でちょっとハンダ付けとか電子回路作るハンダ付けには全く使えない代物。

そんな代物だけど樹脂を深くまで溶かすにはパワーも大きさも丁度いい。
PPは熱可塑性樹脂なので上手くやれば一体成型品と同等の強度・剛性が確保できると。


いきなり溶着完了。
こういう作業は楽しくて,興が乗ってくると写真撮り忘れる…。
脇の部分は天井板切り出した端材で現物合わせ。
この状態で叩こうが捻ろうが接合面はビクともしない状態。

さすがに半透明はカッコ悪すぎるので樹脂ブラックで塗って完成。

錆粉の浮いてたステーとか白ヌケしてた元の樹脂も黒くなっていくらか見栄えも良くなった。

車両に搭載してみてECUとフレームのクリアランス確認。

計画通りフレームともシート裏とも干渉しないように配置完了。
欲を言えばもう1cm上でもよかったような,全体的にもっと水平配置でも良かったような。
まぁ機能的にも納まり的にも問題は無いので作り直しはしないけれど。
ちょっと想定外はフェンダーとフレームの間を通ってたリアウインカーの配線しまうのがやや厳しい感じになったこと。
無理矢理押し込めば入るけれどあまり気分のいい状態ではない。
LED化の時に適当な長さで線作って適当に押し込んでたツケだと諦めてこの機会に引きなおそう…。

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