2019年4月29日月曜日

純正用オイルクーラーコアガード

SRXについている小さいオイルクーラー。
モンキーなんかの社外品より小さいけれど,そもそもSRXの場合,オイルタンクが前にあるせいかエンジン自体がかなり冷え性で,この時期でもオイルクーラーに邪魔板付けても油温は90℃程度で安定している。
なのでわざわざ社外品のデカいのにする必要もないと思っている。
とは言え,コアガードも何も無いので,夏場の甲虫アタックとかダート走行時の跳ね石が結構気になる。

いつものごとく市販品で良い感じの物が無いか探したものの,こんな小さいオイルクーラー用のガードなど無い。

仕方ないのでホームセンターでアルミパンチング板を購入。
それに熱収縮エッジングで縁取り,油性マジックで黒くしたものがこんな感じ。
取付は遮風板と同じようにタイラップ止め。
多分これでも必要十分な仕事はしてくれる。
何もないよりは風の通りは悪いだろうけれど,安定する油温が10~20℃下がるので風も通っている。

けれど,なんか納得いかない。
やっぱりタイラップ止めは夏休みの工作感が溢れすぎているとか,熱収縮エッジングが思ったより使い勝手が悪いとか,さすがに油性マジックは無いだろうとか。

色々考えた結果,フリーの3D-CAD使ってこんなものを設計。
DMM.makeの3Dプリントに出して見ることにした。

仕事で使っているCADと操作の考え方が違うせいで最初のとっかかりに苦労したが,何とかそれらしい形にはなった。
(高いCADはどうやっても形にできるので,いい加減な覚え方をしているとも言う)
3Dプリント前提なら網まで一体もできるのだけれど,センスのいい網を作れる気がしなかったので,とりあえず枠だけ作って網は適当な金網を使用する。
まだ経常的に納得いかないけれど,暫定形状はこれで出力。

次に出力した3DデータをDMM.makeに投げる。

比較的強そうなPA12GBで成形して5100円らしい。
PA12というと多分ナイロン12だと思うので,防水じゃないと書いてあるけれど6ナイロンみたいな吸水性は無いと思う。
問題はナイロンなので,接着も塗装も出来ないんじゃないかということ。
とは言えまずは耐熱性とか塗装とか接着とか,諸々の懸案の実証実験も兼ねてとりあえずこれで発注してみる。

金属でも作れるようだけれど,この形状で,アルミ:10万~,チタン:6万~,64チタン:8万~という値段設定。
アルミが意外と高額で,感覚的には削り出しと大差無い感じ。材料の熱逃げが大きい分,レーザー出力が高いとかなのかもしない。
もっともこんな削りカスの方が多くなること請け合いの薄板形状なんて削りじゃ作らないけれど。

データを投げてから数時間程度で製作開始のメール。大体仕上がりに7~10日程度かかるらしい。
積層タイプの樹脂3Dプリンターなら10時間程度だと思うのだけれど,結構混んでいるのかもしれない。

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