2019年4月15日月曜日

SRX オイルタンク回りあれこれ

エンジン本体はまだ加工中だったりするので,とりあえずオイルタンク回りの処理を進める。



塗りあがったオイルタンクとパイプ。
オイルタンクは締め付け面が歪んでいて,片側締めると反対が1mmぐらい浮く状態だったので,シール材は肉盛り性が良いタイプを使った。

オイルホースは今回は150℃耐熱の物にアラミドのスリーブ(耐熱150℃),カシメの代わりに熱収縮タイプのホースバンドを使ってみた。

スリーブはPEEK材(耐熱260℃)とナイロン(耐熱120℃)も買ってみたものの,PEEKは網目が荒くてゴムホースが透けるので却下,ナイロンは見た目良いけれど耐熱性に不安が残るので却下。
アラミドはなんだかゴワゴワしているし,見た目は今回買った中で一番イマイチ。
今回は機能性重視で防御力が高いアラミドで進めることに(その代わり切るのも一番大変)
熱収縮ホースバンドは今まで試したことないので,本当に大丈夫なのかはまだ不明。
アメリカではそこそこ実績あるようだし,物自体かなり固く,手で引っ張ったぐらいでは全然抜ける気配がしないので,多分大丈夫と思う。
スリーブとホースバンドは日本で売っているところが見つからなかったので,アメリカの販売店に発注した。
2週ぐらいかかるのかと思ったら,発注から中2日で品物が届いた。
さすがに送料が高くつくので,本当は日本で何処か扱っててくれれば…。
意外と日本ってこういう痒いところに手が届く商品って扱いが薄い感じがする。

ここまでやると,タンクもホースもキレイになったのに,レベルゲージが油吸ってメラメラなのが気になってきた。
けれど純正品の新品は販売終了。社外のアルミはどれもイマイチぐっと来ない。
なのでこんなものを作ってみた。

現行車のフィラーキャップにアルミ棒でレベルゲージ取り付け。

キャップ表裏には「ヤマルーブ・リコメンド」の文字入り。
レベルゲージの機能としては,レベルゲージ部が磨いたアルミ棒なので「油がふき取りやすい」のと「油の色が分かりやすい」ので,むしろ純正より使い勝手がいい。

とりあえずキャップと棒にネジ作ってねじ込んで,後でスレッドロック塗ろうと思っていたものの,あれこれ加工終わって気付いた時にはもう手では抜けなくなっていた。
バイスか何かで咥えれば抜けるとは思うのだけれど,材料がナマクラアルミなので,下手に工具で掴むとギタギタになることが目に見えている。
熱膨張やら振動やらで緩まないか少し不安が残るので,とりあえず様子を見ながらこのまま使ってみようかと思う。
万一タンク内に落ちても,どうせ引っかかってどこにも行きようがないし。

4/23追記
結局レベルゲージは油温90℃程度までの走行を2回行った段階で確認したところ,手で回る程度まで緩んでいた。
やっぱり何の緩み止めも無しだと厳しいようで。
なので,エンジン組み立て用に買っておいたロックタイト648を塗ってみた。
ロックタイト はめ合い用接着剤 648 10ml 耐熱用 64810








本来の用途は「嵌めあいの固定」。ベアリングアウターの固定に使おうと思って買っておいたもの。
ネジロックとしても使えないことはないけれど,強力過ぎてネジロックとして使うと恐らく外す時にはネジが折れる。
レベルゲージは外す必要がないので,これを塗って継続して様子見。

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