2016年12月10日土曜日

SRX-600 FI Ver.4 スロボ準備

今度使おうとしているKTMのスロットルボディ。

このままだと何かと都合が悪い部分がいくつかあるので,いくらか部品変更をする。




・フューエルライン取り付け部分
国産のFI車は燃料ホースを専用のクイックコネクターで取り付けていることが多い。

Ver.3でドナーにしたホースに付いてたクイックコネクター。

対してKTMはこんな感じで根元カシメ。


ホース途中にコネクター。

このパターン,BMWもアプリリアもこんな感じだったので,多分これが欧州車のスタンダードなんでしょう。
このコネクター,形状からして多分CPC製の燃料コネクター。
樹脂の物は今も燃料タンク~ポンプ間の低圧配管には使用中。
メーカー純正採用もしているらしく,純正のは金属。

使っておいてこういうのもどうかと思うけれど,正直あまり信用できない。
今使っている樹脂コネクターもOリングがあっという間に膨潤して使えなくなったので,同寸法の耐ガソリン性ゴムのOリングをさがして交換。
BMWとかアプリリアでもこのコネクター破損でリコールが出てたり…。
メンテナンス性考慮して低圧配管には使っているけれど,個人的には高圧配管には使いたくない。

ってことで高圧配管にはVer.3同様,国産車方式のコネクターが使いたい。
よく見ればホース基部はネジ止めで別体部品。
国産で近い取り付けしてるものを探すと,モトクロッサーのスロボが同様の取り付け。

しかもどう見てもクイックコネクター仕様。ケーヒンの開発者の気持ちになってみたらこの部分をわざわざ別体にするのはこういう作り分けをしたいからで,それならここの取り付け寸法は一緒にしたいわけで。
とりあえず発注してみた。

なんかつきそう。

と思ったらMAPセンサーにガッツリ干渉しました。

取付寸法はそっくりそのまま。だけれど取り出す角度が悪い。
それならもっと違う角度で何かないかなーと他のパーツリストを探す。

別車両のパーツリストに似たような部品。

締め付け穴との位置関係考えると結構よさげな感じなのでこっちも発注してみた。

今度はいい感じ。

・エアクリーナー
Ver.3よりさらに口径が上がってエアクリーナーが付かないので,口径だけで選定してエアクリーナー購入。こんなの。
取付径はなんとΦ60。


なんだけれど,内側…。
おぉう…。

嫌な予感はしてたけれど,穴径がΦ43。
スロットルボディのエアクリーナー側はΦ54。
だいぶ面積的には勿体ないことになるし,段差ができるのは一般的にあまり好ましくはないんだけれど,まぁ今もガッツリ段差付いててもお馬さんは出てるし,とりあえずの暫定仕様としてはこのまま行きましょう。

ちなみになぜかこのゴムの取り付け寸法がこれとかこれとまるっきり一緒。
今はPMCのΦ55ゴム+タケガワフィルターだけど,今回のΦ60ゴムだけ使えばフィルターはそのまま転用できそうだからある意味都合はいい。
これって安パワフィル業界(?)ではスタンダードな取り付け寸法なんだろうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿