2016年6月5日日曜日

SRX-600 FI Ver.3 クイックシフター導入編

今回のECUにはクイックシフターの機能が入っているので,それを使ってみることにした。
まだスロットルバイワイヤが入ってないのであくまでシフトアップ側のみの動作だけれど。

使う目的は「あると楽だから」。
うちのSRXはサーキット走るでもなし,峠道で命削って走るでもないので速く走るためのものは基本的に入ってない。
「クイックシフターなんて速く走るためのものだから自分にはいらない」って前は思ってたのだけれど,このバイクにちょっと乗ってみる機会があって考え方が180°変わった
BMWのHP4
別にサーキット走ったわけでも峠走ったわけでもなく,200メートルぐらいの直線とUターンみたいなところで数週,速度で80km/hぐらいの試乗だったけれど,たったそれだけで今まで乗ったどのバイクよりもいいと思うぐらいいいバイク。
これのクイックシフターはアップもダウンもできるタイプだったけれど,普通に公道で走るようなゆっくり加速でも,峠道の立ち上がりみたいな結構頑張って加速する時も,いつでもどこでも完璧に動作して邪魔にならない。(コース的に全開は無理でした)
後付けの社外品でありがちな「クラッチ切ってシフトしても点火カットして失速」みたいなこともなく,いつでもどこでもクラッチを触らずにシフトショックもほとんど無くシフトチェンジができる。
とにかく乗りやすくなるだけでデメリットが無いようなシフター。

これ以降あそこまでの完成度は無理にしても,「ツーリングでも街乗りでも使えて邪魔にならないシフター」は自分の中でいつか入れたい機能の筆頭になった。


とりあえず機能を使うにあたって何かしらのスイッチをつけないといけない。

今回使うシフター機能はON-OFFのスイッチで作動するタイプなので,極端なハナシ手元のパッシングスイッチ辺りをつなぎ変えても作動する。
でもパッシングスイッチ使えなくなるのも不便だし,2アクションのシフターってメカフェチ的にはイマイチぐっと来ない(一部のレースではレギュレーション的にそれしか使えないらしいけれど)
やっぱり入れるならリンクロッドにスイッチつけて1アクション。ってことでそれ用のセンサーを探す。

1:ダイノジェット クイックシフター用スイッチ
たぶん日本で後付けクイックシフターとしては一番入れてる人が多そうなシフターキット。
○:寸法がコンパクトでつけやすそう。
○:割といろいろな所で売っていて買いやすい。
×:誤作動したって話をしばしば聞く。スイッチのせいなのかはわからないけれど。
×:耐久性にやや疑問。(社外品でレース用部品として売っているものは基本的に耐久性は信用しない方が無難)
×:値段が高い(スイッチ単体で3万円以上)

2:BAZZAZ ユニバーサルストレインゲージ
ヨシムラが日本代理店をするサブコンメーカーの製品。
○:寸法がコンパクトでつけやすそう。
○:アップダウンどっちも作動する。
○:このキットだけでセンサー感度の変更ができる。
×:アンプボックスが一体(置き場所に困る)
×:折角のアップダウン両対応だけれど,アナログ出力が無いっぽい(あれば先々も使えたのに…)
×:歪ゲージ式にしては安いけれどやっぱり高い(33,000円)

3:北神電子サービス PICシフター
日本の近接センサータイプ。
○:安い(写真のリンク込で13,000円)
○:とりあえず知り合いから借りれる(というか物自体はすでに借りてました)
×:シフトロッドがメネジ(ロッドが太くなってレイアウトがきつい)
×:リンクがデカい上に色が目立つ(いかにも何かついてるのは好みじゃない)
×:前に知り合いが使ってた時の印象があまり良くない(借りてたけれど使わなかった原因)
×:構造的にたぶん乗りっぱなしにできない(センサー以外の部分の防水性とか…)

4:バトルファクトリー バトルシフター
レースだと有名処。いろいろかゆいところに手が届くバトルファクトリーのスイッチ。
○:安い(12000円ぐらい)
○:スイッチ自体は結構コンパクト
×:安さを差し引いてもあまりに安っぽすぎる構造(分解したら正直驚く。これはスイッチなのか…?)
×:その安っぽすぎる構造のせいで正直耐久性は…
×:シフトロッドがメネジ

という感じで他にもいろいろ調べたものの,社外品にはイマイチぐっと来るものが見つからず。
別の手を考えることに。

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