2022年8月20日土曜日

SRX マフラーマウントステー交換

SRXで持病と言われることの多いマフラーマウントのラバー切れ。
まぁセルのSRXでも30年以上前のバイク,まして熱と振動のかかるマフラーマウントのゴムが切れるのもしょうがない。
うちのSRXも例にもれずラバーは全部切れ,カラーが乗っかっているだけの状態だった。
もう何年も前からとっくに新品部品は廃版で買えず,とは言えこのままだとまたエキパイの摩耗が進むので対策した。
外したステーの状態。
実際の取付時は中央にカラーが入るが,本来はカラーもゴムに焼き付けられている。
この状態だと「硬化したゴムの輪っかにマフラーが載ってるだけ」になるので,左右方向は殆ど押さえが効いていいない状態になる。
右上の1個(右前用)だけは数年前に程度の良い中古品に交換したからまだ無事な状態だけど,それも時間の問題。

ラバーブッシュだけ汎用品で交換って方法も無くはないが,汎用品のラバーブッシュは材料が大概NBR。耐熱性を考えると多分また同じことになる。
最近は中古品切れ無しだと値段が高騰することが多い部品だけど,それも「今は切れてない」だけで,ゴムの硬化は進んでいると思う。

なので耐熱性のラバーは他車種のマフラーマウントラバーを使用し,それが入るステーを作ることにした。

とりあえず3Dモデルを作成,樹脂でモックアップ作成。
樹脂モックアップはコスト削減のため,全部繋げて1モデルで製作。
これで寸法合わせを行って最終寸法を決め,何時ものところでプレートを作ってもらう。

完成品。
ラバー部分は他車種用のH断面ラバーとカラーを使用。

固定には大径のロゼットワッシャと皿ボルトを使ってみた。

取り付けた結果,過去最高にマフラーがぐらつかなくなった。
すぐに目に見えて効果が分かるような部品ではないが,数年後には差が出るはず。
これでエキパイの寿命も延びるでしょう。

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