セル型SRXのブリーザーパイプはセルモーターの下から生えてくるので,グネグネ曲がっていてかなり特殊形状。
10年ぐらい前に一度交換しているが,エンジン熱のせいなのかブローバイガスのせいなのか,カチコチに硬化していてひび割れてしまっていた。
セルのSRXも30年前のバイクなのでいい加減欠品部品が多い。
もう一回交換しようと思っても,ブローバイホースも廃番。
汎用品で売ってるストレートホースを使おうとすると曲げで潰れてしまって使い物にならない。
エンジン載せ替えの時に90度曲げのアルミパイプとホースの組み合わせで作ってみたものの,あまりカッコよくないので作り直すことにした。
CADでいろいろこねくりまわした結果,こんな形になった。
最初の90度曲げ部分だけホースを使い,あとは樹脂パイプ。
DMM.makeでプリントしてもらったものがコレ。
今回はエンジン後ろなので一応耐熱性と,振動に対する柔軟性に期待をしてナイロン素材。
白いままだと汚れが目立つし,何よりエンジン部品としてカッコ悪すぎるので,染めQで黒に塗装。
取り付けるとこんな感じ。
固定は適当なラバーマウントでスターターモーターと共締め。
気液分離セパレーターと差込部分の径がちょっと太すぎたため,やや取りつけはパワープレイが必要。
オイルパイプやエンジンとのクリアランスは狙い通りだったけれど,組み付け性はあまり考えていなかったので,取付時は結構苦労するハメになった。
また,セパレーターの上部が固定されていないため,ブローバイの脈動でセパレーターがプルプル震える。
ナイロンの柔軟性とラバーマウントとステー形状で上手く逃げているような気もするけれど,そのうちどっかクラックが入ったりはするかもしれない。
とりあえずは機能しているので,しばらくはこのまま様子見。
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