2018年5月2日水曜日

空燃比計の更新とデータロガーの機能追加

実は年明け辺りから空燃比計の数値が怪しかった。
燃料マップは暖機後のアイドリングでは14.5~15ぐらいでセッティングしていたのだけれど,特に燃料関係は弄っていないのに年始早々から何故か12~12.5ぐらいで表示されていた。

年末ぐらいから急に寒くなったから,吸気温度補正とか油温補正がかかり過ぎなのかな?とも思っていたのだけれど,データロガーのデータ見ている限り噴射量も増えていないので,とりあえず燃調は変えずに暖かくなるまで様子を見ることにしていた。3月ごろから気温も上がってきたにもかかわらず,やっぱり空燃比表示が濃いままなので,もうこれはセンサーが終わったのだろうということで,対応を検討し始めた。

今まで使っていたのはPLX社のDM-6AFR
そもそも知り合いがYZF-R1で使っていたものを譲ってもらったものなので,導入時点で1万kmぐらい,SRXに付けてから2年1万kmぐらいひたすら付けっぱなしで使っているので,正常な寿命だと思う。(SRX-600 FI Ver.3 A/F計装着
多分センサーだけ交換すればまた正常に使えると思うものの,
 ・現行品はGen5.1,うちにあるのはGen2だか3だかで本体が結構古い。
 ・センサーがオプション扱いのCタイプセンサーで,それ単体でいい値段がする。
 ・PLXは基本が4輪用なので,結構箱が大きいのと防水とか防塵機能が無い。
 ・アナログ出力しかないので,ECUのアナログ入力を使っているが,ECUのアナログ入力は先々他のことで使いたい。
等々の理由で,この際だから本体ごと更新することにした。

今回入れ替えたのはTHQtronic社のDigiLSU V3
防水・防塵,CAN出力,何よりケース本体がとても小さい。
SRXは何をやるにもスペースが無いので,寸法は小さければ小さいほどいい。
1時間ほどあーだこーだ考えて,こんな感じに取り付けた。

データロガーとスロットルドライバーで板挟みにして面ファスナーで固定。
電源はデータロガー用の電源線(元はナンバー灯用の配線)を分岐,ついでに5Aのヒューズを噛ませた。

全体像はこんな感じ。
今まではPLXが小物入れをかなり占拠していたので,スペアレバーを入れる余地が復活した。(以前の状態)
リレーの下に出ている3.5㎜ジャックがDigiLSUの通信ケーブル。
これにタブレットを繋ぐと設定が変更出来たり,リアルタイムモニターにしたり出来る。

この状態でエンジンをかけると,空燃比は前に設定した値で表示された。
やっぱりセンサー寿命は2万kmぐらいが目安なのかもしれない。
今までハンドルに付けていたA/Fメーターが無くなり,見た目もスッキリした。
最近は燃量マップも補正も固まっているし,データロガーもあるしで走行中にA/Fを見る必要も無い。
どうしても見たければタブレットをタンクに置けばいい。

上の写真だともう付けているけれど,同時にデータロガーにGPSアンテナを付けた。
アンテナをどこに付けようか悩んだけれど,できるだけ目立たない+確実に補足できそうな場所ということで,右側のナンバープレートとウインカーの間に取り付け。

「GPSアンテナには磁石が入っているから適当な鉄板に乗せとけばええやで(超意訳)」と取説に書いてあったので,ホームセンターで適当な鉄製のL字ステーを買ってきたのだけれど,磁石が弱いのか振動がひどすぎるのか走行中に外れてしまうので,データロガーやスロットルドライバーにも使ったいつもの面ファスナー固定。

ロガーの設定を変えて試走してくるとこんな感じ。

解析ソフト上でgoogleマップに重ね書きしてくれるのだけれど,山の中だと場所によってちょっとずれるものの,平地なら走行した車線まで正確に取れる。
GPSからの測定車速と加速度も出る。
どういう理屈なのかは分からないけれどバンク角とかヨーレートも出る。
ここまで見る必要も無いような気はするけれど,ちょっと楽しい。
そもそも「GPSまで要らんだろう」と思ってたのが結局必要になっているのだから,そのうち使うかもしれない。

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