2017年9月7日木曜日

SRX-600 FI Ver.4 データロガー

以前とりあえず取り付けしかできていなかったデータロガー。
とりあえず設定も何とかなったので本格的に運用を開始した。

測定したデータは例えばこんな感じ。

緑:エンジン回転数 黄:後輪車速 青:APS開度 白:TBW制御開度 赤:TBW実開度
他にも制御周波数やら温度やら,ECUが持っているデータは何でも記録できる。
クランクシャフト1サイクル内の回転数変動もそれなりに取れているのがちょっとびっくり。
とりあえずここだけ切り出すなら制御開度に対して実開度がそれなりに追従して収束も悪くないように見える。
けれど別のところだとこんな感じ。

グリップを操作してから実際にバルブが開き始めるまでの追従遅れは約25msec。人間の反応時間が100~200msecと言われているので十分速い。
少なくとも自分には「反応が遅れる」とは認識できない。

ざっとグラフを見てわかる問題点は以下。
 ・最初から制御開度と実開度のオフセットが埋めれていない。
 ・開けた先でもオフセットが残っている。
 ・閉じた後でスロットルバルブがアンダーシュートしてストッパーに当たる。
 ・アンダーシュート後に一度大きく開いてから収束する。
開けた先での1%以下のオフセットは正直あまり問題ではない気はするのだけれど,閉じた時のアンダーシュートはスロットルバルブの噛み込み固着とか,ギア列の破損といった不具合につながる可能性があるので何とかしないとまずそう。


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