2016年4月12日火曜日

SRX-600 FI Ver.3 セッティング確認

FI化したSRX,新コンピューター導入後の初エンジン始動から約1ヶ月。

帰宅してからセッティングに出る毎日の結果,まだ機能させていない項目はあるものの現状の状態では7~8割の出来になったと思える状態になった。
この一ヶ月で作ったマップは約100個。


ここまでセッティング作業の9割は一般道で60km/h以下の領域。
自分の持論では公道用だろうがレース用だろうが60km/h以下で普通に走れない車両は,それ以上の速度を出していい車両じゃないと思っているので,殆どのセッティングはこの領域でやって,最終調整・確認のために高速道路使ったりちょっとワインディングに行ってみるぐらい。

今回一般道を普通に走ったり,ちょっと勢い良く開けてみるぐらいの領域ではほぼ問題無いと思える状態になったので,早速箱根に遠征してみた。

自宅から箱根に向かう時は最近はいつも中央高速~圏央道→小田原厚木道路→箱根ターンパイクと結ぶルートで大体1時間半ぐらい。
お金はかかるものの圏央道のおかげで厚木まで下道で行ってた頃より格段に箱根が近くなった。

道の内容は平坦な高速道路+アップダウンのある自動車専用道+かなりキツイ上りの組み合わせ。
ここから椿ラインを往復して下りおよび上りのRがキツイワインディング,伊豆スカイラインに行って長い上り・長い下りのワインディングでほぼあらゆるシチュエーションが網羅できるルート。

行きの高速道路はひたすら90±5km/h・エンジン回転数3500~4000rpmぐらいで淡々と走る。
このバイクで高速道路を走ると一番多いのはこのぐらいの領域なので,ここで長時間走った時にエンジンに異常が出ないか確認。
今回はこの領域から少し加速した時にエンジンから少し「カリカリ」音が聞こえる。
即エンジンブローにつながるほどじゃないだろうけれどややノッキング気味のようなので,この領域の点火次期は少し遅角したほうが良さそう。

次にキツイ上りのワインディング。
ここはスロットルが大きく開く領域になるので特にノッキングの発生無し。

狭いワインディングでは3000~4000rpmぐらいでの開け始めがやや唐突な感じ。
近年のFI車ならみんな出る傾向ではあるものの,もう少し穏やかならさらに扱いやすくなりそう。

ここまでは多少の調整は必要なものの大きな問題は無かったけれど,伊豆スカイラインの下り区間が問題。
4速3000~4000rpmで加速も減速もしない微小なアクセル開度の時に燃焼が不安定。
時々失火もしている感じで車体ががくがくする。
亀石パーキングで何度か調整をしてみるものの,根本的な解決策が見つからず持ち帰り。
ただ,この領域が平坦路だと確認できないのでどうやって確認するかは検討の余地有り。
最悪週末のたびに山に行くしかないかも…。

ともあれ街中で確認できていた領域に関しては大きな問題も無く,逆に街中で確認できない部分の問題点出しが出来たのでそこそこ実りはあった。

ちなみに書き換えはこんな感じ。

車両が車両なのと,そもそもバイク(4輪でも)にコンピューターを繋ぐって状態があまりにも一般的でない光景なので,かなり不思議なものを見るような目で見られる…。
いっそブルートゥースでも使って無線接続にでもしようか…。

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