2019年5月4日土曜日

純正用オイルクーラーコアガード その3

DMM.makeで出力したコアガード。
とりあえずアルミメッシュを接着して,油温が上がるまで走行してみた。

接着に使ったのはセメダインのメタルロック。
エポキシにしようか悩んだけれど,「ナイロン接着不可」と書いていなかったので今回はこれで実験。
使った感じ,エポキシには無い鼻を突くような臭いが少しする。
混ぜてから数分で固まるので,広い面積に使うには若干作業性は悪い。
接着後にメッシュ部分を叩いても剥がれることは無かったので,とりあえず問題は無さそう。

一応2時間ほど連続走行もしてみた結果,油温90℃程度までならMJF素材で変形も無く十分耐えられそう。
真夏に120℃ぐらいまで上がったらどうかはまだ何とも言えないけれど,DMMの説明書きでは170℃以上になると特性が大きく変わると書いてあったので,多分大丈夫じゃないかと思う。

とりあえず確認したかったことは大体確認できて,問題なく使えそうなことが分かったので,暫定形状で気になった諸々を直したモデルを作成。
全体像はこんな感じ。


1. 上部の保持方式を変更

暫定形状はオイルクーラー上部に引っ掛けていた。
今回は,オイルクーラー本体のシャフトに取り付けたラバーを挟み込む形状に変更。
本体に直接接触からラバーマウントに変更することで,多少耐熱性も上がると思う。
ついでにSRXのロゴを浮き彫りにして付けてみた。

2. 下部ステー形状の変更

暫定形状では単純に枠部分とマウント部分を直線で繋いだだけだった。
今回はオイルクーラー本体に沿わせた形状にした。
オイルクーラー本体のステーに穴が開いていて,それが丁度シリンダーヘッド辺りに向かっていそうだったので,コアガードのステーで導風を邪魔しないように穴あけを追加。エンジン冷却に意味があるかは分からないけれど,見た目的にノッペリ感は減ったと思う。
マウント穴の間に音叉エンブレムを貼るのにちょうどいいサイズで凹み追加。

3. 網取り付け部分の変更

暫定形状では裏側に深さ2.5mmで金網を張り付ける段差を付けていたが,段差幅が1mmしかなかったため,貼付けが困難だった。
今回は段差の幅を2.5mmに拡大,網を張ったうえから段差と同形状の別枠をはめ込み・接着をすることで接着強度と作業性の向上を狙う。
ちなみに別枠部分は細いランナーで本体につながっていので,発注パーツ点数は1つ。
使用時には切り離して使う。こんなのがホイホイできるのも3Dプリンターの良いところ。

改修形状は連休明けぐらいには出来てくると思うので,来たら付け替えてみる予定。

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